If・・・もしもラブホ作戦時に荒垣が既にメンバーにいたら
<執筆者:明サン 朱理サン ウタタネサン 鳴峰>
順平はシャワーを浴びると浴室をあとにした。自分が何故ここにいるのかもわからずぼんやりとしたまま
無言のまま。まっすぐにベッドに向かう。その先のベッドに座っている男がニ人・・・
どちらともなく差し伸べられた手が、順平をベッドへと横たえる
一人の男・・・・・・真田の手が、順平の身に着けていたバスローブの紐をゆっくりと外していく
順平はそれに抗うことなくゆっくりと体を起こし真田の正面にペタンと座り込む
頬はほのかに紅く、どこか酔ったようなトロンとした瞳で真田を見つめている
露になっていく順平の健康的な肌の上を、もう一人の男・・・荒垣の指が辿る
「・・・・・・ん・・・」
順平の躰は 敏感に反応する
「随分と反応がイイな、お前のせいか?アキ」
「何か不服でもあるのか、シンジ?」
真田が得意げに口の端を吊り上げるようにして笑った
「別に・・・開拓のしがいがないなと思っただけだ」
「言っておくが、今日は特別だからな。今後こんな風に順平を抱けると思うなよ?お前でなければ触らせるのも不愉快だ」
「・・・そいつは、ありがたい・・・とでも、俺が言うと思ったか?アキ」
「こいつは俺の特権だ。許可もなしに手を出すなよ」
荒垣はそれに返事をすることはなく。喉の奥で低く笑う
「まあ、いいさ」
今は、この刹那の時を楽しむ・・・ただそれだけでいい。奪い去るのは、いつでも出来るのだから。荒垣はそう胸の奥で呟く
そんなことをニ人が話しているのにも気が付かず、順平はその間にも次々と施される快楽に酔っていた
「は・・・・・・ん、っ・・・・・ぁ・・・はっ・・・」
いつもとは全く違う愛撫に戸惑いながらも、その与えられる快楽に抗うことはできない
順平は途切れ途切れび甘い息を吐き出す。その両手は自然に正面にいる真田の肩に回されていた
そんな順平を愛しげに見つめると、真田がの赤い胸の飾りに手を伸ばし、指の腹でやんわりと撫でる
「・・・・・・やっ・・・あ、あ・・・」
軽く笑う真田と反応する順平
そんな二人の様子を見ていた荒垣は舌打ちを一つすると順平の顔を自分の方に向けて口付けをする
荒垣に促されるまま、順平は荒垣を受け入れた。はじめは触れるだけのキス
何度か角度を変えて交わる、そして薄く開かれた唇の間から少し強引に荒垣が舌を割り入れる
誘うように順平の舌先を舐めると、まるでそれに答えるようにしておずおずと己から舌を絡めてくる順平に
荒垣が満足げな笑みを浮かべる
「ん・・・む・・・」
ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てながら絡む舌と舌。順平は無心になって荒垣のキスに溺れていった
突然、順平の躰がビクンと跳ねた。その拍子に二人の歯がカツンと当たり、唇が離れる
見ると、真田が順平の胸の飾りに口付けていた。片方を舌で強く舐めあげ、時折甘く歯を立てる
その反応を楽しむように真田は刺激を繰り返し、どうだと言わんばかりに荒垣に視線を向けた
「チッ!」
荒垣は小さく舌打ちを漏らすと、順平の口の端から滴り落ちる互いの唾液の交じり合った雫を舐め取る
名残惜しげに唇を離すと、誘われるようにして柔らかそうな順平の耳朶にそっと舌を這わせた
耳朶を甘噛みすればビクビクと跳ねる躯に気を良くした荒垣は
空洞に舌を差し込むと、ゆっくりと進入しては引き 進入しては引くことを繰り返す
それはまるで、ある行為を連想されるような仕草で・・・・・
舌がゆっくりと耳の内部でうねり、卑猥な音が直接、普段は届かない耳の奥にまで木霊する
まるで、頭のナカを犯されているような錯覚に陥る・・・・・・こんな感覚、知らない。
「や・・・だぁ・・・・・っ」
まるで自分の全てを絡めとる様なその快楽に、順平の目尻から涙が零れ落ちる
しかしその涙は二人を止めるものには成りえず、むしろ嗜虐心を煽っただけだった
「・・・・・そう苛めてやるなよ、シンジ」
その言葉とは裏腹に楽しそうに順平の涙を舐め取りながら親友に告げる
しかしその瞳は決して笑ってはおらず、まるで野生の肉食獣を連想させるような鋭さを持っている
「てめぇが言うな」
そう吐き捨てると、再度順平の唇に軽くキスをする
「そろそろ一回イカせてやろうぜ、あんまり我慢させると後がもたねぇ」
「そうだな・・・」
そう言って頷くと、真田は既に熱くなり快楽の雫を零している順平自身に手を伸ばす
「・・・・・あぁっ・・・ん!」
「もうこんなに濡らしてるのか?やらしいな、順平。」
わざと楽しむかのように真田はクチュ、と音を立てる
「だ、だって・・・うぁ・・・」
「ここまで濡らしておいて、だってもないだろう」
「アキ」
順平を言葉で嬲る真田に、荒垣が咎めるように名前を呼んだ
「・・・・・・はあ・・・わかった」
真田が順平のモノを握っていた手を緩めた、次の瞬間 荒垣が順平の躰を一気に持ち上げた
そして順平にこちら側を向かせて、そのままストンと自分の膝の上に座らせる
「自分ばっか楽しんでんじゃねえよ、順平もこんな奴に毎度付き合わされてンのか・・・苦労すんな」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・もっていかれた!)
荒垣はひくひくと小刻みに震えている順平自信に指を絡めると、緩やかなリズムで上下に扱く
「ん・・・あ・・・ぅ・・・・・いぃっ!」
望んでいたものを与えられて、順平が紡がれる悦楽のままに喘ぐ
「そのまま、一度出しちまいな」
「んっ・・・うあぁっ・・・」
荒垣の手に導かれるままに 順平は果てた
荒垣に凭れかかり、ぜぇはぁと息を整える。頭が真っ白でただ恥ずかしいという思考しかできない
「・・・大丈夫か?」
直後で辛そうな順平を荒垣が気遣う
気遣いは有難いが、逆にそれが居た堪れない。だが心配している荒垣のために順平は返事をしようとした・・・しかし
「やあっ!」
突如として真田が再び順平の自身を扱き出したのだ。達したばかりで余計に敏感になっている順平には堪ったものではない
真田は順平自身の根元を押さえ達せないようにしながらも激しく上下に扱く
「やっ・・・だ、ダメ・・・真田さ、んっ・・・・・んぁあっ!」
思わず真田の手を掴むと、勢いよく跳ね除けられる
「シンジはよくて俺はダメ・・・だと?そんなこと許さんぞ・・・順平ッ」
労わりや優しさなど微塵もなく酷く乱暴な扱いだというのに、慣れ親しんだ真田の手のひらの感触にすぐに順平が熱さと硬さを取り戻していく
「ひ・・・ぅ・・・・・真田・・・さ・・・・・あ・・・」
痛みとも快楽ともつかない感覚に、悲鳴のような声が順平の口から漏れる
「おい、無茶させ「お前は黙ってろ!!」
声を荒げて真田が言う。その声に正面にいた順平がビクッと跳ねる
(・・・・・・・・ったく、妬いてんじゃねぇよ)
真田はもう自分で順平をイカせないと気が済まないだろう・・・それならば、と荒垣は順平の腰に手を回す
一点に集中している感覚を分散させてやればいい。先ほど順平が放った精液を使って順平の秘所に指を一本滑り込ませる
「ひぃ!!」
何の前触れもなく中に入ってきた荒垣の指を順平のソコがきゅぅと締め付ける
そのキツイ感触に内心満足しながらも、荒垣はゆるゆると奥にある順平の感じる場所を探すように差し入れた指を蠢かせる
「・・・ぁ・・・あ・・・や・・・んっ」
荒垣が指を動かすたびにビクビクと跳ねる敏感な躰。そして荒垣を歓迎するように奥へ奥へと誘うナカ
(成程、アキが夢中になるわけだ)
躰だけに惹かれたのではないだろうが、それほど今の順平は壮絶な色気を放っている
太陽の下では色事などいっさい知らないような顔をして笑っているのが
今はこうして自分たちの手によって喘いでいる、そのギャップも凄まじい・・・・・・そしてこれが更にどう乱れるのか、知りたくなる
荒垣は動かす指をニ本に増やす、精液のぬめりも手伝って順平のソコも抵抗なくその指を呑み込む
順平よりも躰が大きい荒垣の指はニ本でも十分な質量がある
その太く節くれだった指が容赦なく順平の内壁を刺激し、蠢くたびに順平の口からは嬌声があがる
「や・・・あ・・・あぁ・・・っん・・・ん」
(そろそろ・・・か)
順平の限界が近い。そう感じた荒垣は順平の耳元に口を寄せ、その低い声で二言、三言小さく囁く
それを聞き取ると、順平は一瞬戸惑い荒垣の顔を見つめたが「ホラ」と促される
順平はゆっくりと真田の肩に手を回し躰を預ける。そして真田を涙で潤んだ瞳で見つめながら、荒垣に言われたとおりにする
「さ・・・真田サン・・・は、やくっ・・・・・・・く、ださぃ・・・・・っっ」
順平は消え入りそうな声でそう言うと、あまりに恥ずかしいからか顔を耳まで真っ赤に染めて俯いてしまった
「・・・・・順・・・平?」
自分をねだる順平の声に、真田が驚いたように顔を上げる
「・・・も・・・俺・・・・・欲し・・・」
荒垣に執拗なまでに解された奥が疼くのを堪えきれない順平が、俯いたままおずおずと足を広げる
「・・・ああ。すぐにヨくしてやる」
そんな順平の姿に満足したように笑うと、真田は順平の足を掴んだ
ゆっくりと順平のナカに飲み込まれていく真田自身
「・・・・・う、ん・・・ん・・・」
どんなに解しても、本来は受け入れるための器官ではないためどうしても抵抗が生じる。しかし順平はそれを必死で堪えた
するとそんな順平を見かねて荒垣が萎えかけていた順平自身から真田の手を外させて扱く
「っ!シンジ!!」
「順平のこと思うならこれくらい我慢しやがれ。馬鹿が」
「!!・・・・・・・・・」
そうこうしている間にもどんどん真田は腰を進めていき、遂に全てをナカに収めた
「まだ、動くなよ?」
そう言って真田を一閃睨みつけると、荒垣は視線を順平に向ける
眉に皺をよせて苦しそうに息をする順平。いつもならばこのまま行為が始まっているのだろうが今日は違う
「アキ、順平の躰が慣れるまでそのままでいろ。そんなに順平が大事なら躰のこと考えてヤれよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・っ」
(そんなこと、お前に言われなくとも・・・・・・・・・)
分かっている、頭の中では。だがいつも制御がきかないんだ。順平のことになるといつも冷静でいられない自分がいる
「・・・真田さ・・・・・・オレの・・・こと・・・いいから・・・・・・愛して?」
「順平!?」
順平が切れ切れに紡いだ言葉に、驚いたように真田が目を見張る
「スキだから・・・大・・・丈夫・・・そんなに、ヤワじゃないって・・・真田サンだって知ってるでしょ?」
不器用なやり方だけれど、それが真田なにだと判っているからと、順平が微笑む
(随分と、愛されてんなぁ・・・アキ。)傍で見ていた荒垣が溜め息を漏らす
「順平・・・・・・」
名前を呼んで、キスを一つ。そしてそれを合図にするかのように真田はゆっくりとした動きで腰を使いはじめた
真田が順平に己を刻み付けるように深く腰を進める
「あ・・・ぁ・・・ッんっ」
真田に深い部分を抉るように挿送を繰り返される度に、躰と開かれる痛みとは違う甘い感覚がじわじわと沸き起こり順平を満たしていく
「順平・・・・・・っ」
焦がれるように真田が順平の名を呼ぶと、縋るように順平の腕が真田の腕に絡まる
「さ、さなださ・・・・・」
「順平・・・・・・順平っ・・・・・・!」
互いに口付け、完全に二人の世界・・・だが背後にいる荒垣もそれを黙って見ているほど甘くはない
順平のソレが完全に立ち上がったのを確認し、荒垣の手が別の場所へと伸びる
「ひぅっ!・・・や、っぁあ!?」
突然に後ろから抱きすくめ、両胸の突起に荒垣が触れると思わず順平が驚いた声をあげる
「二人だけで楽しもうったってそうは問屋が卸さんぜ、俺も混ぜろよ」
順平の肩越しにニヤリと笑う。真田はそれに答えることなく、ただ「チッ」と舌打ちをしただけで、また順平との行為に専念しはじめた
荒垣は順平の首筋に舌を這わせつつ、両手で順平の胸の突起を刺激してやるとその度に順平の躰が小さく震える
真田も荒垣以上に順平を感じさせようと腰を打ち付けるスピードを上げる
「っ・・・!ちょ・・・待っ・・・ぁッ」
あらゆる強い刺激が順平を襲う。頭がどうにかなりそうで必死に首を振る
「おい・・・っ・・・ったく、アキ、さっさとイケよ」
「・・・うるさっ・・・ッ」
「限界の癖に何堪えてんだか」
順平の首筋に荒垣が強く吸い付くと、ビクッと反応を示す。その刺激でナカが締まったのか、真田が呻き声を上げる
「っくぅ・・・っ!!」
「んあぁっ・・・ッ!!!」
真田が順平のナカに欲望を吐き出すとその反動で順平自身もまた放つ
「オラ、アキ、次は俺の番だろ?代われよ」
荒く息を吐いている順平を撫でながら、真田に言い放つ
「・・・っ・・・・・・仕方ない・・・」
もう少し順平との行為に浸っていたかったが、ここで妙にごねるような真似をしても無様なだけだと自分に言い聞かせる
真田は順平からゆっくりと自身を引き抜いていく
「んん・・・!!」
自分の中を満たしていた真田が出て行った感覚に。順平が小さな呻き声を漏らす
「・・・・・・順平・・・いいか?」
まだ、真田との行為の余韻が抜けきらない順平の耳元に、熱い吐息混じりの声で荒垣が囁く
その甘い声にビクンと躰が震え恥らうように瞳を伏せたのを答えとみなしたのか、荒垣が順平の躰を抱え上げた
熱く怒張した荒垣自身が先ほどの行為でまだヒクついている順平の蕾に押し当てられゆっくりとその中へと押し入っていく
「ひぃっ・・・・・・あっ・・・ああ!!」
先端だけを含ませて、過敏な入り口付近を捏ね回す様にしてやるとビクビクと順平の躰が震える
強請る様に絡みつき、奥へと誘うように鼓動する順平の感触に荒垣が口の端を持ち上げるようにして笑う
「・・・欲しいか?」
そう言って、荒垣が白濁した精に濡れながら頭を擡げ始めている順平に手を伸ばし
順平自身の付け根から過敏な先端までを無骨な指先でそっとなぞる
「・・・ぅぁっ・・・・・・」
順平は返事を返すことも出来ずにただ頷くばかり。真田とはまた違う感触に慣れようと必死なようだ
「・・・・・・そうか」
ゆっくりと順平のナカへと埋めていく荒垣。真田とは違い、かなり余裕があるように見える
・・・・・・それが親友に負けたくないという意地なのか、本当に余裕があるのかは分からないが
「・・・・・・っ、全部奥まで入ったぞ。大丈夫か?」
「っは・・・ぁ・・・だ、だぃじょぶ・・・へ、きっす・・・・・・」
目に涙を溜めて、やはり二人続けては辛いだろう。だが順平はそれでも荒垣に笑顔を向ける
なるべく順平に負荷がかからないようにゆっくりと動く、すると途端に順平の喉から甘い嬌声があがる
「ふぁ・・・ぁっ・・・ん・・・っぁああ・・・あ、はっ」
先ほどの真田の放った精液が潤滑剤となり抽入は随分と楽になっている
それが順平のナカの熱さで溶かされて、接合部からは動くたびに濡れた音が漏れる
(・・・・・・は、マジで具合いいな、溶けちまいそうだ)
ある程度時間をかけて順平の躰を荒垣の大きさに慣らしてやり、それに伴い動きをだんだんと早めてやる
下から最奥を突き上げてやるたびに順平の躰は与えられる快楽にうち震え、悦ぶ。
押し寄せ続ける濃密な甘さの快楽。感じる場所を抉るような激しい抜き差しに順平の最奥が疼く
「ん・・・あぁっ・・・・・・っ・・・いい・・・」
もっと奥まで犯して欲しくて、順平は躰を捻ると荒垣の唇を強請るように舐める
「もっと・・・・・・欲し・・・・・・」
「・・・そんなに欲しいなら、やるぜ?」
順平の望むままに荒垣が腰を進め、深い場所を貫く
「あ・・・ぁぁっ!!」
「・・・テメェもぼさっとしてんなよ・・・少しは何かしたらどうだ?アキ」
「シンジ・・・っ!?」
「・・・何の為に二人しているんだ?呆けてんじゃねぇよ」
荒垣に言われてむっとなる真田。しかしどうせお許しが出たんだ、好きにやらせてもらうさと開き直った
(まずは、その唇から奪い直さないとな)
いつもとは違う視点で順平を見るのも楽しいが、どうせなら自分で乱れさせたいというのが真田の正直な意見だ
荒垣に熱心に口付けをしている順平の顎を掴むと瞳を合わせさせる
「イイのは判るが、こちらを無視するな」
「す、すいませ、んっ・・・」
軽く唇を奪うと顔を離しクスリと笑う
「まあ・・・こっちも頑張るとするか。そう簡単にイかせないからな」
順平の天を向いて震えている欲望の根元を握り、達せないようにする
耳元で囁き息を吹きかけたあと、頬から首筋、鎖骨へとゆっくりと舌を滑らせていく
そのまま下降を続けるかに思われた舌は散々弄られぷっくりと腫れ上がった胸の飾りで一旦停止した
感度の上がった順平はもはや全身が性感帯のようなもので、肌の上を指が滑ればそれだけで艶かしい声で喘ぐ
そんな状態でこの突起を刺激してやれば・・・どうなるかは想像するに難くない
真田は順平の顔を見上げ、不敵に笑うとチュッと音を立ててソレに吸い付いた
「ひ・・・ゃあっ・・・う!」
堪えきれずに嬌声を上げる順平の姿に満足したように、真田が笑う
「・・・どうした?いつもよりも感じるみたいだが・・・そんなんじゃこの先、保たないぞ?」
そう言いながら真田が更なる刺激を求めるように立ち上がった飾りを擽る様に舐める
過敏な先端を舌先で突付く様に、その周りを舌全体で弄るように緩急をつけながら刺激して、順平の意識がそこに集中するように仕向ける
「・・・はぁ・・・っ・・・ん・・・」
うっとりした様子で順平が喘ぐ
「・・・ああ、こっちだけじゃ・・・寂しいか?」
真田は順平の胸の突起を口に含んだままそう呟くと、順平自身を戒めているのとは別の手でもう一方の胸の飾りに爪を立てた
「ああぁっ!!?」
突然訪れた快感を通り越した鋭い痛みに、順平の躰が弓なりに撓る
まるで、もっとして欲しいと強請り胸を突き出しているような順平のその姿に真田の顔には暗い愉悦の色が浮かぶ
「・・・どうした、順平・・・もっとして欲しいのか?」
赤い飾りに掛けた爪をさらに食い込ませながら真田が笑う
「・・・アキ!」
順平の躰に傷を付けかねない勢いの真田に、荒垣が眉を顰める
何かを堪えているような、辛そうな荒垣の声
順平は荒垣の欲望をただでさえしっかりと咥え込んでいるのに、そんなことをされたら更に締め付けが激しさを増す
そんな中でも順平を気遣う様子は流石と言うべきか
「なんだ?シンジ」
惚けるような顔をして真田が笑う。その瞳は確かにこう言っている「ザマアミロ」と。長年の付き合いから荒垣にそれは容易に読み取れた
「テメェ・・・さっきのお返しのつもりかよ」
「なんのことだ?さっさとお前もイケよ」
ますます愉快そうに笑う真田
つまりは先程、荒垣が順平を刺激したこともあって早く達してしまったことの復讐をしているのだろう
順平をいたぶりつつ、荒垣への復讐もきっちりとこなす真田
荒垣も自分がけしかけたこともあり、そう強くは言えない
もっとも、それがなくたってまさか「イキそうだから止めろ」なんて言える筈もなく・・・まさか、それを見越しての犯行か。
流れる険悪な雰囲気と沈黙 その時、順平が荒垣の腕を引っ張り腰に回していた腕を外させた
そのまま躰を前に倒し、四つん這いの体勢になると真田のモノに手を伸ばした
「お、おい・・・順平!?」
戸惑った声を出したのは真田。何故なら、順平がそのまま真田を引き寄せて既に上を向いている真田自身に舌を這わせたからだ
「二人ともっ・・・こんなコトでケンカしないで・・・一緒に、シましょ?・・・ね、真田サン・・・」
そう言って必死に舌を使っている順平を見て、荒垣が大きな溜め息をひとつ
「ガキかよ・・・俺たちは・・・順平のほうがずっとオトナだぜ、なぁアキ?」
「・・・・・・・・反論できん」
そう言う真田の口調にも後悔の色が見てとれる。自分のつまらない独占欲で順平に何をしていたのかを思い出しているようだ
「悪かったな順平、お詫びに目一杯ヨくしてやるよ」
荒垣はそう言うとまたゆっくりとだが、深く順平の最奥を突き始めた
「はぁっ・・・ん、ぅうっ・・・・・・や、ィ、いっ!」
荒垣の腰が順平に打ち付けられるたびに、真田のモノを咥える順平の唇が震えそれが真田にも快楽を分け与える
「・・・っ・・・・・・・・・く・・・・・・っぁ・・・」
眉にシワをよせて快感の波を感じ取る真田も必死に達してしまうのを堪えているようだ
順平が真田のソレを必死に舐めまわしながら、より深くまで咥え込む。
「ん・・・くぅ・・・」
苦しげに眉を寄せ、それでも必死に真田を追い上げようとする順平が切なげな声を漏らす。
そんな順平をもっと感じさせたくて、荒垣は順平の感じる場所を角度を変えながら何度も何度も貫く。
そして荒垣の動きに合わせる様にして、戒めていた真田の手がリズミカルに順平自身を扱き出す。
互いが互いに、ただ感じたい・感じさせたと思う一心で行動する
その行動の源ににあるものは生物としての本能以外の何物でもなかった
只管に嬌声と濡れた音が響き渡る空間の中で、最初に限界を迎えたのは順平だった。
「・・・っひ、ぃ、ぁ、っぁああああっ!!!」
荒垣がいっそう勢いをつけて順平の最奥を穿った瞬間、全身を痙攣させるように躰が強張り
悲鳴じみた嬌声と共に解放された順平の欲望が白いシーツに勢いよく飛散した
そしてそれに共鳴するかのように荒垣と真田も己が欲望を順平の躰へと吐き出す
「・・・はぁ・・・はー・・・・はーっ・・・・・・・」
「っぁ・・・・・・・はっ・・・・・・・・はぁ・・・」
3人のいる部屋には荒い呼吸音だけが響く
真田と荒垣の間にいる順平は極度の疲労からか、気絶したようにぐったりとした状態で静かに寝息をたてている
2人は順平を起こさぬように細心の注意を払いながら、順平の頬に口付けた
「結局・・・無理、させちまったな・・・悪かった」
「・・・今回は流石に負担が大きかっただろう、次は・・・もっと・・・」
2人はまるで独り言のように、眠る順平に喋りかける。それは各々の反省と感謝を込めた囁きでもあった
・・・・・・ズシン
順平の両手を握り、まどろんでいた真田と荒垣は地響きのような揺れを感じた
そしてその数十秒後・・・
バガンッッ!!!!!
3人のいた部屋の扉が轟音とともに粉々に吹き飛んだ
呆然とする真田と荒垣の目に映ったのは・・・もうもうとあがる煙の中からゆらりと現れた
ルシファーとサタンを背後に従えし鬼・・・・・・もとい、リーダーの姿だった
「なっ・・・なななっ・・!!?」
「ぉぃ、おま・・・・・・・・っ!!!」
明らかに自分達に向けられている”殺気”に真田だけでなく荒垣までもが一瞬にして恐怖状態に陥る
彼は非常にゆっくりとした動きで2人の方を向くと低く小さく、だがはっきりと聞こえる声で言い放った
「帰るよ、役立たずども・・・」
それだけを言い終えると、また来た時と同じゆっくりとした動きで踵を返し部屋の外へと消えていった
そのあとの沈黙が数秒だったのか、はたまた数分であったのかはわからないが
真田と荒垣は凍りついたように動けないままでいた
そしてふと互いに目が合った瞬間、弾かれたように瞬速で服を着込み未だ意識戻らぬ順平を担ぎ上げると猛ダッシュで部屋をあとにした
この後、リーダーによって齎された壮絶な”処刑”の内容を彼らは決して話そうとはしなかった・・・
終幕
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半年前、毎日のようにチャットルームに集まっては繰り広げられていたリレー小説の1つを
僭越ながらまとめさせていただきました・・・ほんと今更で執筆者の皆さまには申し訳ないです;
しかし今読み返しても(荒+真)×伊の3P・・・萌えるっ!!素晴らしき萌えのミックスレイドに乾杯!!
もう前フリとか一切なしのエロ一直線度合いにクラクラきますw
チャットでは完全完結まではいかなかったのでオチだけつけさせていただきました。
掲載の許可をいただけた御三方には厚く感謝申し上げます
執筆に参加された方のみお持帰りOKでございます!!ありがとうございましたっ(07,04,17)